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竹工芸家の思い触れる 長野でこども記者クラブ取材教室

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 信濃毎日新聞社は16日、信毎こども記者クラブの取材教室「竹ってこんなにおもしろい!」を、明治時代から続く長野市合戦場の「小出竹材店」で開いた。長野や松本、伊那市のこども記者16人が参加。同店の竹工芸家から仕事にかける思いを聞き、簡単な竹の編み方を体験した。

 同店は1909(明治42)年に創業。長野市の善光寺や料亭の竹垣なども手掛けている。2代目の小出九六生(つむお)さん(79)は「竹には人の心を引きつける力がある。そこから生まれてくる日本の文化を大切にしていきたい」と語った。

 こども記者たちは、九六生さんの長男で3代目の文生(ぶんせい)さん(53)が、竹を細く割ったり削ったりして竹細工に使うひごを作る様子を見学。その後、竹細工の基本となる「四ツ目編み」に挑戦したり、竹をのこぎりで切って器を作ったりした。

 長野市篠ノ井東小学校5年生の平子友貴(ひらこゆうき)君(11)は「細かい作業を繰り返して作る竹の作品はすごいと思った。『四ツ目編み』は意外と簡単にできて楽しかった」と話していた。

写真説明:竹の編み方などの説明を聞くこども記者たち

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