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2013年9月 5日〔技術局〕
日本新聞協会は4日、2013年度新聞協会賞の技術部門に、信濃毎日新聞社の「新印刷空調システムの実用化 輪転機結露ゼロへの挑戦」を選んだと発表した。輪転機から出る熱や水蒸気を工場内に拡散させずに管理して印刷トラブルの結露を解消する独創的な仕組みを実現し、空調機の小型化や省力化を達成、電力削減につなげた点が評価された。
新システムは12年12月、塩尻市の本社印刷工場「塩尻製作センター」の輪転機更新に合わせて導入した。印刷中に結露すると、版面に水滴が垂れて正確に印刷できなかったり、紙面が汚れたりする恐れがあり、印刷工場の悩みになっていた。
また、冷暖房や加除湿を行う空調機は、これまでの約6割の能力で対応できるようになり、導入費用を大幅に抑えた。
本社が技術部門で新聞協会賞を受賞するのは、紙面上の写真やグラフィックスをきめ細かく印刷できるようにした画像高品質化技術「新AMスクリーン実用化」が選ばれた09年度以来、4年ぶり4回目。他の部門も含めると13回(14件)目となった。
新聞協会賞は通信、放送を含む新聞界全体の信頼性を高める活動を促そうと、優れたスクープやキャンペーンなどを表彰するために1957年に設けられた。本年度は編集、経営・業務、技術の3部門に計81件の応募があり、このうち技術部門は4件。10月16日に鹿児島市で開く第66回新聞大会で授賞式を行う。