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2013年6月21日〔編集局〕
本紙くらし面で昨年1月からことし3月まで連載した医療企画「現代を映すこころの病」が、「うつ病の現在」(講談社現代新書)として出版された。患者数が計約100万人と推計される、うつ病や双極性障害(そううつ病)といった病気の特徴や治療法などを、最先端の医学・医療情報を交えて詳しく取り上げている。
うつ病を「現代型」と「従来型」に大きく分けたほか、間違えやすい病気として双極性障害や適応障害を解説。若い世代に目立つ「仕事は無理だが遊びには行ける」という現代型のうつ病では、患者数増加の背景を分析したほか、回復に必要なポイントや周囲の対応の仕方を説明する。
真面目で責任感が強いが、柔軟性に欠ける人がかかりやすい「従来型のうつ病」を追った章では、発症のメカニズムを探るとともに、服薬の注意点や自殺につながるサイン、診断法や治療法の最先端の研究を紹介している。「『気を付けたい医師』を見分けるには……」と題した項目もある。
難解な医学情報を分かりやすくするため、イラストや図表を約30枚掲載してビジュアル的にも工夫した。
著者は佐古泰司・文化部記者、飯島裕一・編集委員。232ページ。定価798円。
写真説明:本紙連載「現代を映すこころの病」が新書になった「うつ病の現在」