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海外選手を歓迎する交流会 長野の小中学校など

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 21日に長野市で開く第15回長野オリンピック記念長野マラソン大会に出場する海外からの招待選手たちが19日、同市内の小中学校、高校で児童生徒と交流した。初めてアフリカ北東部の国エリトリアから参加する男子選手イザヤ・ベンさん(26)は文化学園長野高校を訪問。生徒が茶をたてるなどして歓迎した。

 ベンさんは初来日。生徒から日本の印象を聞かれると「興味深い国。山が高いですね」。好きな歌を質問されると、エリトリア国歌を披露、大きな拍手が起きた。生徒は「さくらさくら」を歌い、作務衣(さむえ)や鶴の折り紙で作った置物をプレゼントした。3年生の吉田萌乃さん(17)は「この機会がなければエリトリアの国歌を聞くことはできなかったと思うので、とても良かった。大会当日も応援したい」と話していた。

 この他、ケニアの選手団が緑ケ丘小学校を、ロシアの選手団が裾花中学校を訪れて交流した。

 一方、ギリシャの選手2人はこの日、長野市役所に鷲沢正一市長を訪ね、意気込みを語った。

 大会にギリシャ選手が出場するのは3年ぶり。2008年に出場した男子のイオアニス・マグリオテリスさん(32)は「体調はいいので良い記録を出したい」。初来日という女子のディミトラ・イォルダニドゥさん(33)は「長野の人々の温かい声援や桜に囲まれ、素晴らしい大会と聞いたので楽しみ」と話した。

 鷲沢市長は「本番で大いに活躍するよう祈っている。春の長野市も満喫してほしい」と激励した。

写真説明:プレゼントされた作務衣を着て、鶴の折り紙を受け取るベンさん(写真上)。長野マラソンへの意気込みを話すマグリオテリスさん(右)とイォルダニドゥさん

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