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2013年3月21日〔編集局〕
信濃毎日新聞社は20日、飯山市瑞穂の阿部製紙・体験工房で、特産の和紙「内山紙」をテーマにした信毎こども記者クラブの取材教室を開いた。講師は、同社社長で内山紙協同組合理事長の阿部一義さん(64)。こども記者15人が参加し、内山紙の歴史や作り方などについて学んだ後、全員が紙すきを体験した。
内山紙は、原料のコウゾの皮をはいで釜で煮て、漂白、水に溶かして紙をすく。障子紙のほか、封筒や便箋などにも使われる。阿部さんは国の伝統工芸士。
工場見学では、豪雪地帯ならではの漂白方法「雪さらし」などについて阿部さんの話を聞いた。紙すきでは、阿部さんの補助を受けながら「簀桁(すげた)」と呼ばれる道具を前後左右にジャブジャブと振ると、徐々に紙らしくなった。子どもたちは「水が冷たい」「重くてうまく動かせない」などと話していた。
この日でこども記者の活動を終える6年生3人に、内山紙で作った「卒業証書」を手渡す場面もあり、長野市の林部菜々子さんは「一つ一つ手作りされた和紙。その紙で卒業証書を作ってくれ、とてもうれしい」と話していた。
写真説明:「内山紙」の歴史や作り方について学び、紙すきを体験したこども記者たち