<前の記事 | トップ | 次の記事>

青島広志さんと諏訪響出演 24日茅野でファミリーコンサート

13022004.jpg

 信毎販売センターの茅野、下諏訪、原村の各営業所と信濃毎日新聞社は24日、「信毎・諏訪響ファミリーコンサート」を茅野市民館で開く。諏訪市を拠点に活動するアマチュアオーケストラ「諏訪交響楽団」が出演。6回目のことしは客演指揮者として音楽家の青島広志さん(57)=東京都=を招き、クラシックの名曲の魅力を紹介しながら演奏する。

 青島さんは東京生まれ。作曲家としてデビューし、指揮者やピアニストとしての演奏活動も35年を超える。音楽番組などテレビ出演の他、コンサートやイベントのプロデュースも数多くこなし、著作物でも音楽の魅力を分かりやすく解説するなど多方面の活躍ぶりで知られる。

 今回は青島さんの提案で、べートーベンの交響曲「田園」第1楽章と「運命」第4楽章、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」からメヌエットなど、演奏される機会が多く、一般の人にもなじみのある7曲を用意する。

 「オーケストラにとって最高の楽曲の交響曲がどうつくられているか知ってほしい」(青島さん)と、それらを交響曲の構成が分かるように順を追って演奏し、解説。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲では、地元の中学生による指揮と聞き比べる恒例の企画もある。

 17日夜、諏訪市内で行われた練習には青島さんも加わり、約60人の団員を指揮。青島さんは「もう少しテンポを速くしてみましょう」「この曲は高貴な音が必要。華やかに笑顔で演奏して」と語りかけ、音の細かな部分を調整する一方、観客に目でも楽しんでもらえるようにと表情や姿勢も指示した。青島さんは「当日はお客さんの顔触れを見て、どんな演奏にするか決めたい。子どもでも、音楽を知らない人でも、耳の不自由な人でも、楽しめるコンサートにします」と意気込んでいた。

 午後1時開演。全席自由で1階席が千円、2階席が500円。問い合わせは信毎販売センター茅野営業所(電話0266・72・4198)へ。

写真説明:指揮をする青島さん(左)の話に、練習中も笑みがこぼれる諏訪交響楽団員

<前の記事 | トップ | 次の記事>

インフォ内検索

発信元


記事アーカイブ

信濃毎日新聞社