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2013年1月13日〔編集局〕
信濃毎日新聞社は12日、ことしで生誕250年を迎える俳人小林一茶(1763〜1827年)をテーマにした信毎こども記者クラブの取材教室「一茶に学ぼう!」を上水内郡信濃町の一茶記念館で開いた。講師は一茶を研究するフランス出身の俳人、マブソン青眼さん(44)=長野市西後町。参加した小学生9人は、一茶ゆかりの地を吟行し、全員が1句ずつ俳句を作った。
マブソンさんは「一茶の研究をするために長野に来て、20年近くになります。きょうは自然と仲良くするつもりで俳句を詠んでください」と自己紹介。信濃町に生まれ、江戸で俳句を学び、帰郷して結婚するものの、生まれた4人の子が次々に亡くなるという一茶の生涯について話した。
参加した子どもたちは、雪の積もった同館近くの一茶の墓や一茶を記念するお堂「俳諧(はいかい)寺」などを歩き、俳句作りに挑戦。句会で全作品をホワイトボードに書き出し、作者が分からないまま全員が好きな3句を発表、どこが気に入ったかを鑑賞し合った。マブソンさんは一人一人に「どんな気持ちで詠みましたか」と質問しながら、「こんな言葉にしてみては」「自由な発想がいい」と助言していた。
地元の信濃小中学校5年、五味沢麻優(まひろ)さんは「学校でも俳句を作っているけれど、句会はきょうが初めて。自分の句にたくさん点が入り、ちょっと恥ずかしかったけれど、うれしかった」と話していた。
【写真説明】マブソン青眼さん(右)と一茶の墓まで歩き、冬にちなんだ句を作ったこども記者たち=12日、信濃町柏原