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新年の新紙面 信毎創刊140周年

<むすんでひらいて 「教育県」再生を考える>

 かつて「教育県」と呼ばれていた長野県の教育をどう再生させていくか論議が活発になっています。ことしは県内で教員の不祥事が相次ぎました。不登校の小学生の比率も全国上位が続いています。

 「信州教育」の源流には江戸時代、全国一の多さを誇った寺子屋の存在があります。明治時代以降にも長野県には、地域の総意で学校を支えてきた伝統がありました。困難な時代だからこそ、教師、保護者、地域住民らが参加した学校づくりが求められています。それをどう築いていくか―。新年からの長期連載「むすんでひらいて」で考えます。さらに記者も学校運営に参加するため、須坂市相森(おおもり)中学校に派遣。「せんせい記者日記」として掲載します。全国的にも例を聞かない取り組みです。

<四季の一茶 生誕250年、一茶の魅力を毎日紹介>

 来年は江戸時代の俳人、小林一茶の生誕250年。元日から1面で俳句コラム「四季の一茶」が始まります。筆者は一茶研究で第一人者の矢羽勝幸さん(二松学舎大学客員教授)=上田市。一茶の時代の風習や文化、気候などを解説しながら、子どもや動物にも温かな目を注いだ一茶の句を紹介。若い世代にも俳句に親しんでもらえるよう、読み仮名を付け、北信濃に暮らした一茶の俳句の魅力を分かりやすく伝えていきます。

<本の世界 出版と活字の100年振り返る>

 諏訪市出身の岩波茂雄が岩波書店を創業して来年で100年。学術書や教養書、古典、辞書などの出版を通して、人々の知識欲に応え、世論にも影響を与えてきました。ほかにも、筑摩書房、みすず書房、理論社といった、信州出身者の始めた出版社が独自の出版文化をつくり出しました。岩波書店と出版の100年を振り返りながら、出版社が時代の移り変わりの中で果たした役割、活字文化、言論の自由などについて考えます。毎週火曜日の文化面に掲載します。

<蚕と糸と信州と 蚕糸めぐる「いま」と「むかし」>

 かつて「蚕糸王国」と言われた信州。人々の暮らしを支えた養蚕や製糸業の歴史は地域に深く根を下ろし、営みを今も受け継ぐ人たち、再生に向けた試みを続ける人たちが県内各地にいます。その現場を訪ね、蚕糸をめぐる信州の「いま」と「むかし」を、多様な切り口で紹介していきます。初回は元日付、2月以降は毎月第1日曜日のくらし面に掲載します。

<タイニャ〜マスク こども新聞に新しい4こま漫画>

 毎週土曜日の「信毎こども新聞」で、かみやたかひろさんの4こま漫画「タイニャーマスク」が始まります。主人公は、「正義の味方」タイガーマスクにあこがれる男の子。家族や友達とのふれあいの中で成長する姿を描きます。

 県内のご当地キャラを紹介する「なーのちゃんの仲間たち 信州ご当地キャラ図鑑」も登場。各地で活動するキャラクターのとっておきの情報をお伝えします。

<軽音Teens 高校生ミュージシャンたち>

 毎週金曜日の「ステップ!青春のページ」で、バンド活動に取り組む高校生を紹介するコーナー「軽音Teens(けいおん・てぃーんず)」が始まります。憧れのバンドのような演奏がしたいと、高校軽音楽部の部員は近年、増加傾向。1、2年生だけで80人を超える大所帯の学校もあります。さまざまな思いやこだわりを持って活動する高校生ミュージシャンたちの素顔を紹介します。

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