信濃毎日新聞社は「新版　長野県まるごと介護の本」を刊行した。ことし４月に改定された介護保険制度に対応。制度の仕組みや介護保険の使い方などを分かりやすくまとめた。県内７７市町村ごとの配食サービスや外出支援サービスといった情報も一覧表で紹介した。

　全６章で、「『介護保険』を使う」の章では「家に来てくれる」「日帰りで通う」「通いや泊まり、訪問を組み合わせる」など、介護保険サービスを種類ごとに解説。具体的な事例や注意点、利用料も紹介した。

　「『老い』をささえる」の章では、自分や家族の老いに不安を抱えた場合に心得ておきたいことや、支え上手になるためのポイントをまとめた。ほかに、サービス付きの高齢者向け住宅などを紹介した「『住まい』を考える」、「『認知症』の人に寄りそう」、「介護のヒント集」などの章も設けた。

　長野大社会福祉学部の合津文雄教授が監修。Ａ４変型判、１７６ページで定価１２６０円（税込み）。県内の書店で扱っている。問い合わせは信濃毎日新聞社出版部（電話０２６・２３６・３３７７）へ。

写真説明：「新版　長野県　まるごと介護の本」