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2012年8月29日〔総合〕
信大(本部・松本市)と信濃毎日新聞社(長野市)は来月から、中島厚・信大大学院理工学系研究科教授らが県内企業と協力して製造し、2013年度打ち上げ予定の宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロケットに載せる超小型人工衛星「ShindaiSat(シンダイサット)」について、愛称を募集するキャンペーンを始める。今月締結した連携・協力協定に基づく事業の第1弾。募集は11月末までで、審査結果は、年明けの信濃毎日新聞の紙面とホームページ、信大のホームページなどで発表する。
衛星は一辺が40センチの立方体で、重さは約35キロ。発光ダイオード(LED)を使った可視光通信を利用し、地上とデータをやりとりする実験をする目的。県内の製造業ら約20社との産学連携で製造する。この「信州製」衛星に親しみを持ってもらうためキャンペーンを企画した。
愛称はひらがな・片仮名で表記し、信州で製造したことや光りながら移動する姿をイメージさせること、過去に打ち上げた日本の人工衛星の愛称と重ならないことが条件。主催者などでつくる選考委員会で審査し、採用者には「名付け親認定証」を発行する他、名前を記した「名付け親プレート」を衛星に載せる。
はがきに(1)愛称(2)込めた意図などの説明(3)名前、性別、年齢、郵便番号、住所、電話番号を明記し郵送する。応募や問い合わせは信濃毎日新聞社広告局開発部「超小型衛星愛称募集」係(〒380―8546 長野市南県町657 電話026・236・3355)。信毎ホームページに9月1日に開設する専用サイトからも申し込みができる。
写真説明:信大が開発する人工衛星の模型=昨年12月、松本市の信大本部