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「フォト×俳句」想像広げて 須坂・豊洲小で俳句教室

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 信濃毎日新聞社は9日、須坂市の豊洲小学校で俳句教室を開いた。俳人の神野紗希さん(29)=東京=が講師となり、6年生46人がお題の写真から想像を広げて夏らしい俳句を詠んだ。
 10月に同市で開く「信濃紀行 第3回全国フォト×(かける)俳句選手権」に向け、若い世代にも俳句に親しんでもらう狙い。子どもたちは浴衣やカブトムシなど夏の季語を確認した後、写真を見ながら俳句づくりに挑戦した。写真は塀の上に横たわる猫と石畳にいる犬の2枚で、神野さんは「飼い主はどんな人か、猫や犬はどんな気持ちか―など、写真にない部分を想像して」と呼び掛けた。
 神野さんは全員の句の長所を紹介。金賞には猫の写真を題材にした川口莉理さんの「タマちゃんが ぼんさい見てる 涼しそう」を選び、「ぼんさいを涼しいと思ったところが面白く、説得力がある」と講評した。川口さんは「猫の名前を考えたところがポイント」と話していた。
 俳句教室は同市の小山小学校などでも開き、21日付の信毎こども新聞面で紹介する。
写真説明:神野さん(右)が児童一人一人に俳句の詠み方を助言した俳句教室

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