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地道な活動、輝く業績 第19回信毎賞贈呈式

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 信濃毎日新聞社と信毎文化事業財団は5日、第19回信毎賞の贈呈式を長野市のホテル国際21で開いた。各分野で優れた業績を挙げた県関係の個人、団体に贈っており、今回は1氏1団体が受賞。小坂壮太郎・信濃毎日新聞社社長が正賞のブロンズ像「耀(かがや)く」と賞状、副賞100万円を各受賞者に贈った。
 受賞者は、難病の家族性アミロイド・ポリニューロパチー(FAP)の診断や治療を前進させて患者への差別偏見の解消に尽力した池田修一・信大医学部教授(58)=松本市=と、満蒙(まんもう)開拓の体験者から逃避行や集団自決といった体験を聞き取って報告書「下伊那のなかの満洲」に毎年まとめている「満蒙開拓を語りつぐ会」(事務局・飯田市)。
 贈呈式には、表彰委員会(16人)の阿部守一知事ら約100人が出席。小坂社長は「信毎賞の受賞者は今回を加えて47氏20団体になった。微力ながら信州の文化振興や社会の発展に役立っていると信じ、今後も賞にふさわしい方々の発掘に努めたい」とあいさつした。
 信毎賞は創刊120周年を機に1994年に創設。文化、社会、教育、産業、スポーツなどで活躍した個人、団体に贈っている。今回は県内各界から推薦された35件(個人24、団体11)を、前年度までの推薦分と合わせて審査した。
写真説明:1氏1団体を表彰した第19回信毎賞贈呈式=5日、長野市内のホテル

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