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2012年6月16日〔編集局〕
信濃毎日新聞社は、写真と俳句を掛け合わせるアート「フォト×(かける)俳句」の作品展を、15日から須坂市の笠鉾(かさぼこ)会館ドリームホールで始めた。10月13、14日、同市で開く「信濃紀行第3回全国フォト×俳句選手権」を前に、作品づくりの参考にしてもらおうと企画。選者による作品と、昨年、北佐久郡軽井沢町で開いた第2回選手権の入賞作品計30点余を紹介している。
選手権審査員を務める写真家の中谷吉隆さん、俳人の坊城俊樹さん、川柳作家やすみりえさんの3人が、五七五と七七をつなげていく連句に倣って、昨秋に新橋や浅草、銀座など都内各地を一緒に撮影・吟行してつくった計9点の連作を展示。ことし2月に東京でも展示した作品だ。句だけとも写真だけとも違って、二つが掛け合わさることで広がる味わいを間近に鑑賞できる。
昨年の選手権当日、参加者が撮影・吟行して競った「グランプリの部」からは、同市の須坂クラシック美術館の学芸員麻沼育美さん(26)のグランプリ作品をはじめ、14点を展示。事前投稿で334点の応募があった「全国公募の部」は優秀賞3点を飾った。
作品展は、須坂市文化振興事業団との共催。8月2日まで。午前9時〜午後5時。会期中、6月18日は休み。無料。
写真説明:選手権の選者による作品と、昨年の入賞作を紹介する作品展=須坂市の笠鉾会館ドリームホール