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地域に愛される信州の120山紹介 本社からガイド本

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 県内の山の愛好者らが、「平成の大合併」前の旧120市町村ごとに身近な山を一つずつ選んで紹介する本「信州ふるさと120山」=写真=を、信濃毎日新聞社から出版した。大合併で旧市町村の名前を耳にする機会が減る中で「地域で愛されている山を見つめ、地域も見つめ直そう」と、自然写真家の栗田貞多男さん(65)=長野市=が中心になって企画。約千枚の山の写真やそれぞれの登山道の地図を載せ、行程や要所を分かりやすくまとめた。
 県山岳協会が協賛し、専門委員会を2月に設置して山を選定。栗田さんや同協会員ら約30人が実際に登って取材した。旧南佐久郡佐久町(現南佐久郡佐久穂町)からは茂来山(もらいさん)(標高1717メートル)、旧下伊那郡清内路村(現下伊那郡阿智村)からは南沢山(1564メートル)を選ぶなど、日帰り可能な里山を中心に取り上げた。
 登山の目安となるように、それぞれの山を登る際に必要な体力度と技術度、危険度を判定。最大値を三つ星で表して評価した。同協会の宮本義彦会長(67)=同=は「ガイド本としてだけでなく、それぞれの地域を知る本としても活用してほしい」と話している。
 A5判、256ページ。1890円。県内の書店や信毎販売店で扱っている。問い合わせは信濃毎日新聞社出版部(電話026・236・3377)へ。

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