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<信毎の本> ことばのしおり 其の弐

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 長野市の文学研究家、堀井正子さんは、本紙に毎月15日に掲載している広告企画「読書案内 クレソン」に、「ことばのしおり」を連載しています。今年で10年目。1回に一つの言葉を紹介しています。
 本書は、日本語の美しさや豊かさを感られる人気のエッセーをまとめた第2集です。2006年11月から今年10月までの60本に書き下ろしを加えた72本が、写真や挿絵とともにつづられています。
 今年3月の東日本大震災で堀井さんは「人も言葉の力も小さいという無力感にとらわれた」と言います。堀井さんに言葉が戻ったのは、避難所にいる人たちの頑張る姿や、ふと漏らす笑顔からでした。
 自然の中で生かされている自分に気付くような、ぬくもりを誰かに届けたくなるような、優しい文章が紡ぎ出す言葉の世界が広がります。
 四六判、152ページ、定価1260円。お求めは書店、信毎販売店へ。信毎出版部からの直送には送料が必要です。
 来年2月に出版記念講演会を予定しています。詳細が決まり次第、紙面で発表します。

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