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2011年10月31日〔編集局〕
信濃毎日新聞社は30日、千曲市姨捨地区で、信毎こども記者クラブの取材教室「たんけん 信濃の国 姨捨編〜はいくを作ろう!」を開いた。俳人の神野(こうの)紗希さん(28)=東京=を講師に、小学2年生から6年生まで22人が、棚田の広がる一帯を吟行し、一句をひねった。
吟行の前に、姨捨観光会館で、神野さんが作り方のポイントをアドバイス。「大切なのは、自分が面白いと思ったことを俳句にすること。それが人に伝わるように心掛けてください」と説明した。この日は雨だったが、神野さんは「雨の日は雨の句ができる。普通なら悪い条件だけれど、俳人は、この雨を詠んで、いい句を作ろうとチャレンジ精神が湧いてくる」と話した。
吟行は、千曲市の観光ボランティアグループ「楽知(らくち)会」の酒井和枝さん(66)が棚田の説明などをして案内。神野さんは、実際に目に入った「紅葉」や「柿」「刈田」などの秋の季語を紹介した。
締めくくりに「句会」を開催。一人一人が俳句を手書きした短冊を名前を伏せて並べ、全員が好きな句に印を付けて鑑賞し合った。神野さんは「どれも個性があって、いい句」。参加した小学生は「同じことを言っているのに、表現が違うのが面白かった」などと感想を話していた。
【写真説明】短冊に書いた俳句を見ながら、神野さんの講評を聞く小学生たち