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2011年10月 2日〔編集局〕
写真と俳句を組み合わせる「フォト×(かける)俳句」の全国大会「信濃紀行第2回全国フォト×俳句選手権」(主催・信濃毎日新聞社、特別協賛・ニコン、ニコンイメージングジャパン)が1日、2日間の日程で、北佐久郡軽井沢町で始まった。関東から九州まで全国各地から愛好家53人が参加。初日は観光客らでにぎわう旧軽井沢銀座通り一帯をはじめ、町内を散策して撮影と吟行を楽しんだ。
審査員は本紙フォト×俳句欄選者の写真家中谷吉隆さん、俳人坊城俊樹さん、本紙恋の五七五ワイド欄選者の川柳作家やすみりえさんが務める。初日の午前は審査員らが「秋桜」や「木の実」など句作に役立つ季語を紹介したり、露出調整など撮影の基本をアドバイスしたりした。
午後は審査員と旧軽井沢銀座通り一帯を吟行。中谷さんらは秋らしい風景を探して通りから一歩外れた別荘地を散策。参加者は木漏れ日の差し込む建物や、花々などを写真に収めた。
初めて参加した小諸市の小学2年中村颯太(そうた)君(7)は秋の空や偶然見かけた結婚式の様子などを撮影。数十句を作ったと言い、「あき晴れの むかしながらの せまいろじ」と自慢の句をうれしそうに話した。
2日午前9時20分〜午後1時、軽井沢大賀ホールで作品の公開審査や表彰を行う。入場無料。
【写真説明】第2回全国フォト×俳句選手権の参加者と一緒に、旧軽井沢銀座で題材を探し歩く審査員の中谷吉隆さん(中央)、坊城俊樹さん(同右)、やすみりえさん(同左)=1日午後、軽井沢町