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「考」3冊目出版 政治・新聞の責任や震災などテーマに

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 信濃毎日新聞社の中馬清福主筆が本紙朝刊1面で連載している大型コラム「考」をまとめた「考3 転機を迫られる世界と新聞」が出版された。2009年4月からことし8月までに掲載された59本を収録。「考」の書籍は3冊目で、今回は政治や新聞の責任の他、東日本大震災に関わるテーマを多く取り上げている。
 震災後から8月までに執筆したコラムは11本。すべてが原発事故や原発政策、震災からの復興への道筋について考える内容で、今後の政治のあり方などを探っている。あとがきでは「巨大津波という自然現象と複雑な地形、この二つがあいまって生み出した犠牲と、人間が技術の粋を結集して造りあげたはずの、原発による人為的な犠牲とを同一視することは許されない」と指摘している。
 信濃毎日新聞社刊。新書判で310ページ。1050円。県内の書店、信毎販売店で販売している。問い合わせは本社出版部(電話026・236・3377)へ。
【写真説明】本にまとまった「考3」

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