信濃毎日新聞社は、飯田市出身で近代日本美術史に大きな足跡を残した日本画家菱田春草の没後１００年を記念して、９月１０日から長野市の県信濃美術館で、同３日から飯田市美術博物館で「没後１００年菱田春草展」を開きます。
　春草は新たな日本画の創造を目指し輪郭線のない「朦朧（もうろう）体」と呼ばれる技法を研究し、当時の日本画界に衝撃を与えました。長野展では朦朧体期の作品を中心に約１２０点を展示、その誕生までの道のりと展開をたどります。飯田市の特別展は、晩年の装飾的画風の作品に焦点を当てます。
　【没後１００年　菱田春草展―新たなる日本画への挑戦】
　◇会期　９月１０日（土）〜１０月１６日（日）　開館時間　午前９時〜午後５時
　◇会場　長野県信濃美術館（長野市箱清水１−４−４善光寺東隣　城山公園内）
　◇主催　長野県、長野県信濃美術館、信濃毎日新聞社
　◇共催　長野県教育委員会、（公財）信毎文化事業財団
　◇入場料　▽当日券　大人１２００円　大学生１０００円　高校生以下無料　▽前売り券　大人１０００円（販売は９月９日まで）
　◇前売り券プレイガイド　信濃毎日新聞販売店、ながの東急百貨店ほか
　【菱田春草没後百年記念特別展　春草晩年の探求―日本美術院と装飾美】
　◇会期　９月３日（土）〜１０月２日（日）　開館時間　午前９時半〜午後５時
　◇会場　飯田市美術博物館（飯田市追手町２−６５５−７）
　◇主催　飯田市美術博物館、信濃毎日新聞社
　◇入場料　▽当日券　一般５００円　高校生３００円　小中学生２００円　▽前売り券　一般４００円　高校生２５０円　小中学生１５０円（９月２日まで飯田市美術博物館で販売）