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信州の文化、貢献に尽力 第18回信毎賞3氏に贈呈

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 信濃毎日新聞社と信毎文化事業財団は5日、第18回信毎賞の贈呈式を長野市のホテル国際21で行った。各分野で優れた業績を挙げた県関係の個人、団体に贈っており、今回は3氏が受賞。小坂壮太郎・信濃毎日新聞社社長が正賞のブロンズ像「耀(かがや)く」と賞状、副賞100万円を各受賞者に贈った。
 受賞者は、県内初のクラシックバレエ教室を開いてバレエの普及やバレエダンサーの育成に尽力した倉島照代さん(84)=長野市上松、和算研究家で県内各地の寺社に残る「算額」を収集して検証に取り組んだ中村信弥さん(78)=小諸市甲、自宅の土蔵を改修した「蝶(ちょう)の民俗館」の館長でチョウの研究や保護活動に努めている今井彰さん(76)=須坂市本上町。
 贈呈式には、表彰委員会(16人)の阿部守一知事ら約100人が出席した。小坂社長は「信毎賞が長野県の文化発展にいささかでも貢献すると信じ、今後も人材発掘に努めていきたい」とあいさつした。
 信毎賞は創刊120周年を機に1994年に創設。文化、社会、教育、産業、スポーツなどで活躍した個人、団体に贈っている。今回は県内各界から27件(個人15、団体12)の推薦があり、前年度までの推薦分、135件と合わせて検討した。
【写真説明】3氏を表彰した第18回信毎賞贈呈式=5日、長野市内のホテル

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