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震災や原発対応―政府を風刺 信州ウソくらぶ41周年記念大会

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 信濃毎日新聞建設標「やまびこ」欄投稿者ら72人でつくる「信州ウソくらぶ」(山口芳邦会長)は3日、41周年記念大会を松本市内で開いた。県内外から20人が参加。事前に出された宿題は「電」、会場で出された席題は「水」。東日本大震災や福島第1原発事故による放射能漏れとその後の政府の対応を皮肉る短文コントが目立った。
 「電」は、庶民が節電に励む様子、辞任時期をめぐって態度が明確でない菅直人首相、脱原発を訴える作品が出た。「水」は、ヘリから原発への放水、放射能汚染水が海に漏れたことを取り上げる作品が目立った。
 作品を張り出して、参加者それぞれが投票。ペンネーム又三郎こと小山良実さん(55)=上水内郡飯綱町=の「夏模様」、野菊こと赤塩富夫さん(68)=長野市=の「汚染水もれ」を優勝作品に選んだ。宿題と席題の合計得点で選ばれる総合優勝はピレンチョこと田中資啓(もとあき)さん(62)=長野市。「天下の総理大臣も風刺できるのが楽しみ。文章は短ければ短いほど魅力的」と話していた。

 ▽宿題「電」
  夏模様
  節電中―庶民
  充電中―東北
  漏電中―国会
   (上水内郡・又三郎)
     ◇
 ▽席題「水」
  汚染水もれ
  情報はもらさなかった
          ―東電
   (長野市・野菊)

【写真説明】自分たちが書いた短文コントへの投票結果に見入った「信州ウソくらぶ」41周年記念大会

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