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2011年3月 3日〔メディア局〕
佐久長聖高校(佐久市)の駅伝部監督として全国高校駅伝で優勝1回、準優勝2回の好成績を残し、4月から東海大陸上部駅伝監督に就任する両角速(はやし)さん(44)=佐久市=が、16年間の監督生活を振り返った著書「『人間力』で闘う 佐久長聖高校駅伝部 強さの理由(わけ)」=写真=を発刊した。
五輪出場を目指す実業団選手から1995年4月に教員に転身。部員も足りない、グラウンドもない状態から全国優勝を果たすまでの軌跡をたどりながら、駅伝という競技を通して部員たちが成長していく過程を温かみのある文章でつづっている。
著書には、これまで多く語られることのなかった長距離走のトレーニング理論、指導の基盤を支える寮生活の様子、全国大会に初出場するまでの苦労やレースの裏に隠された選手たちのドラマなども書かれている。佐藤清治さんや上野裕一郎選手(エスビー食品)、佐藤悠基選手(日清食品グループ)、村沢明伸選手(東海大)ら日本を代表するランナーに育った選手たちの秘話も盛り込んだ。
さらには生い立ちや体形、性格が異なる子どもたちへの接し方、チームづくりに対する考え方などにも触れている。駅伝ファンのみならず、指導者や父母らにとっても参考になりそうだ。
信濃毎日新聞社刊。四六判、268ページ、1470円(税込み)。初版発売後、すぐに増刷になった。書店、信毎販売店で購入できる。