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信毎で振り返る太平洋戦争 中旬に刊行、予約受け付け

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 信濃毎日新聞社は、原寸大に復元した信濃毎日新聞で太平洋戦争を振り返る「信濃毎日新聞にみる日本の歩み・世界の歩み〜太平洋戦争」を3月中旬に刊行します。開戦、広島と長崎への原爆投下、終戦などの20紙面と解説小冊子をA4判の箱に収めました。
 収録しているのは、開戦のほか、「シンガポール陥落」「ミッドウェー海戦」「サイパンの将兵全員戦死」「初の神風特別攻撃隊」「長野や上田が空襲される」などです。
 「あの日」を新聞はどう伝えたのか―。開戦を伝える1941(昭和16)年12月9日付夕刊には、「帝国 英米と開戦」の見出しとともに、「宣戦布告の詔書」が載っています。「帝国陸海軍は西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れり」という大本営陸海軍部の発表と、ハワイやシンガポール、上海、香港、グアム島などでの戦果も並んでいます。また、国民に戦争遂行の決意を要請した東条英機首相のラジオ放送の内容も掲載しています。
 史料としての価値が高いうえ、当時の新聞から新たな発見もあります。広告も「あの日」の暮らしを伝えています。
 限定1000部で、定価2100円(税込み)。予約は書店、信毎販売店へ。問い合わせは、信毎出版部(電話026・236・3377、ファクス026・236・3096)へ。
【写真説明】3月中旬に発売する「信濃毎日新聞にみる日本の歩み・世界の歩み〜太平洋戦争」

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