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風土エネルギー考える 松本で3月23日フォーラム

 信州の自然の恵みを生かして新しいエネルギーを開発、普及させ、地域経済の活性化につなげるためには、どんな仕組みが必要かを考える信毎・風土エネルギーフォーラム「地域から育てる脱温暖化」(信濃毎日新聞社主催)が3月23日、松本市のまつもと市民芸術館小ホールで開かれる。
 太陽光や小水力による発電、地下熱などの開発・普及には、資金調達や人材育成、住民とNPO、行政、企業の連携、協働が課題。「分散自立・地産地消型」の地域づくりを目指す総務省は「緑の分権改革推進会議」で、地域資源の利用可能量の調査を進める一方、事業化のガイドラインづくりに取り組んでいる。県も各地に地域協議会を設け、エネルギーや資金が地域内で循環する仕組みづくりに乗り出した。
 フォーラムでは、「緑の分権」でこの分野を担当している第4分科会主査の堀尾正靱(まさゆき)さん(科学技術振興機構)、同分科会メンバーの飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所長)、信大工学部教授で、地下水を熱源とするエネルギー開発を進めている藤縄克之さん(県環境審議会長)が基調報告する。
 松本市出身のシンガー・ソングライター、美咲さんが太陽光発電を使う「光合成ライブ」を披露。続いて、飯田さんをコーディネーターに、同分科会のメンバーや、市民出資のファンドで太陽光発電の普及を図っている「おひさま進歩エネルギー」(飯田市)の社長、原亮弘(あきひろ)さんら地域の実践者が意見交換するパネル討論がある。
 フォーラムは午後1〜5時。無料。希望者は、氏名、年齢、住所、連絡先を記入の上、信濃毎日新聞松本本社事業部「信毎・風土エネルギーフォーラム」係(〒399−8711 松本市宮田2−10、電話0263・25・2153、ファクス0263・26・8730)へ。聴講券を送る。

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