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2011年2月21日〔編集局〕
信濃毎日新聞社は20日、「子どもの話、聞いていますか?」をテーマにした地域討論会「Wa(輪・話・和)の会」を諏訪市総合福祉センターで開いた。約70人が参加。携帯電話普及の影響や思春期の子どもとのコミュニケーションの取り方などを語り合った。
東京都児童相談センター児童心理司の山脇由貴子さん(41)が講演し、携帯電話の普及でいじめの形態が変わり、人間関係が希薄になっている−と指摘。「子どもたちには、友達からいつ嫌われるかとの不安が常に付きまとっている」と述べた。子どもと話すときは「説教から始まるのは良くない。まず怒りや悲しみを聞いて共感し、感情を消化してあげるのが大事」とアドバイスした。
山脇さんら4人によるシンポジウムでは、大学生で野外の遊び場づくりなどをしている平出ゆかりさん(19)=諏訪郡原村=が「子育てがつらいという親が多いと聞く。先に手を出してしまうのでなく、困ったときに手を貸す、そんな子育てがいいと思う」と話していた。
参加者は三つの分科会で意見交換。「思春期の子育てはつらい?」の分科会では、10代の子どもと十分に会話ができない悩みが出て、「母親の悩みを話せる『駆け込み寺』があればいい」といった意見も出た。
【写真説明】「子どもの話、聞いていますか?」をテーマに話し合った「Waの会」=諏訪市