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松本で「新春歌舞伎塾」 28・29日、舞台裏紹介と舞踊

 「新春まつもと歌舞伎塾」は28、29の両日、松本市深志のまつもと市民芸術館で開きます。同芸術館の指定管理者である松本市教育文化振興財団や信濃毎日新聞社などの主催です。
 2部構成で、第1部は男性を演じる立役(沢村国久さん)と、女性を演じる女形(中村いてうさん)が顔をつくっていく様子(化粧)を舞台上で披露。塚田圭一さんが解説します。また、風の音や鳥の鳴き声などの効果音も実演します。普段は見ることができない舞台裏です。
 第2部では、女形の中村七之助さんによる舞踊「鷺娘(さぎむすめ)」です。雪の降り積もる中で、鷺の化身である白無垢(しろむく)姿の娘が、恋にまつわるさまざまな感情を踊りで表現します。
 「鷺娘」は、もとは長唄の舞踊で、1人の俳優が何役も踊り分ける「変化舞踊」の一部として初演されました。現在では独立した女形舞踊の代表作です。中村七之助さんは2009年2月に大阪で、昨年7月には東京で踊り、好評を得ました。
 開演は28日が午後7時、29日は午後2時。入場料は、全席自由で一般3000円、20歳以下1500円です。未就学児は入場できません。
 問い合わせは、同芸術館チケットセンター(電話0263・33・2200)へ。

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