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葛河思潮社の第一弾公演「浮標」 松本で1月29・30日

 劇作家で俳優の長塚圭史さんが始めた新プロジェクト「葛河思潮社(くずかわしちょうしゃ)」の第一弾公演「浮標(ぶい)」を、来年1月29、30日に松本市深志のまつもと市民芸術館で上演します。同芸術館と信濃毎日新聞社の主催です。
 長塚さんは、劇団「阿佐ケ谷スパイダース」を主宰。2008年度文化庁新進芸術家海外留学制度で英国に留学し、演劇のさらなる可能性を探るため葛河思潮社を立ち上げました。
 「浮標」は、劇作家の三好十郎が実体験を基に作った戯曲で、1940年に初演されました。今回は、長塚さんが演出します。日中戦争が影を落とす時代に、妻の死に直面した洋画家が、芸術や思想、生命とあらゆる心の支えを奪われようとしながらも、精神の葛藤を超えて再生の境地にたどり着く物語です。
 洋画家・久我五郎役の田中哲司さんと、久我の親友役の大森南朋さんは共に、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の演技で話題を集めました。久我の妻役は藤谷美紀さんです。
 開演は、29日が午後1時と6時、30日は午後1時。入場料は全席指定で1階席5000円、2階バルコニー席2500円です。
 問い合わせは、同芸術館チケットセンター(電話0263・33・2200)へ。

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