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県縦断駅伝 全15チーム紹介(下)

 ※チーム名左の数字はナンバーカード。メンバー表は出走順で、同じ選手が2回走る場合は省略。◎が主将、Fはふるさと選手。氏名、所属、年齢、出場回数の順。

【11 飯山栄】準備十分 攻めの姿勢で

 前年のタイムより30分余り悪かった昨年は4年ぶりに最下位に沈んだ。インフルエンザなどの影響で大会直前に走者を入れ替えたことが響いたという。「今年は失うものはない。攻めのレースを展開するのみ」と栗林監督。
 効果的な練習を心掛けた。全力疾走の合間のジョギングを秒単位で管理したほか、スタッフ間の意見交換にも時間を割き、練習内容や日程を吟味した。栗林監督は「準備は十分やってきた」と手応えを見せる。
 エース小出は4年ぶりの出場。小出と同世代でいずれも中学時代に駅伝で活躍した田中、山室、丸山、山本浩がチームを引っ張る。2年ぶり出場の藤木や、9月の県高校新人大会で5000メートルを制した兼子ら若手も踏ん張る。

【メンバー】
 ▽監督
 栗林  肇(飯山市役所)  42
 ▽選手
 山本 大貴(東洋大)    21 (4)
 平野 慶介(中野立志館高) 17 (2)
 山崎  光(城南中)    13 (2)
F小出  徹(YKK)    29 (4)
 唐木 永乃(城南中)    13 (2)
 山室  忠(飯山市役所)  29 (2)
 兼子 知也(飯山北高)   17 (3)
 島田 康陽(長野高専)   18 (4)
 堀田  学(岳北消防本部) 32 (3)
 田中  淳(飯山市役所)  28 (8)
 藤木 勇紀(中京大)    19 (4)
 清水 純平(飯山北高)   18 (3)
 福沢 晃泰(飯山北高)   16 (3)
 今村 善隆(城北中教)   24 (3)
 滝沢高太郎(法務局飯山支局)28 (1)
 渡辺 夏妃(飯山北高)   17 (4)
 島田 隆介(栄中)     13 (1)
 丸山 正夫(県労金)    27 (2)
 宮本 祐樹(自営)     21 (4)
 ▽補欠
◎服部 正秋(飯山学園職員) 30 (7)
 山本 浩二(庭舎)     28 (5)
 宮本 恭志(新光電気工業) 47 (10)
 家塚 慎二(しなの富士通) 34 (16)
 上村  涼(城南中)    15 (1)
 清水 真衣(城南中)    15 (1)
 宮沢 千早(飯山市役所)  38 (3)
 吉平 淳也(飯山赤十字病院)38 (3)
【12 大町北安曇】10キロ前後が勝負の区間

 2年ぶりの1けた順位へ浮上を目指す。だが、昨年ふるさと枠出場で区間賞のスーパーエース坂井の不出場や故障者続出など選手配置に苦心した。「我慢の走りを続け、2位集団に食らい付いていきたい」と大北陸協駅伝部部長で16区を走る楜沢は話す。
 チームには明るい兆しも出てきた。他チームでの出場経験がある20区浦野や1区、14区と2度走る山崎の実力者2人が加入。「2人の力強い走りに期待している」と楜沢。佐久長聖の上田も故障から復帰し、11区を担う。
 榛葉雄を置いた6区(13キロ)や2度出走するエース西沢の15区など10キロ前後を「勝負の区間」と位置付ける。楜沢は「長丁場の区間は差を最小限に抑え、10キロ前後で順位を上げる」と意気込む。

【メンバー】
 ▽監督
 工藤 忠好(清内路小)  52
 ▽選手
 山崎佑太郎(大町警察署) 25 (2)
 伊藤 秀充(筑波大)   19 (6)
 今滝 春彦(仁科台中)  14 (2)
◎西沢 紀元(昭和電工)  34 (17)
 丸山 美雪(昭和電工)  25 (14)
 榛葉 雄大(昭和電工)  28 (5)
 降幡 真也(松商学園高) 15 (2)
 関  和仁(北安陸協)  18 (1)
 新  遼吾(松本県ケ丘高)16 (3)
 榛葉 琢也(松川村AC) 25 (11)
 上田 瑠偉(佐久長聖高) 17 (5)
F塩島 雄太(東海大)   21 (3)
 一本木章喜(東京電機大) 23 (9)
 楜沢 俊明(松川村役場) 45 (24)
 北沢宏太良(大町高)   17 (4)
 中島菜都美(松商学園高) 17 (3)
 渡島 寛己(松川中)   14 (1)
 浦野 裕之(小谷小)   29 (5)
 丸山  充(長野地検)  41 (16)
 ▽補欠
 成富 孝行(大北アグリ) 45 (5)
 山田 誠司(山田旅館)  44 (17)
 佐藤 孝行(小谷村役場) 38 (16)
 酒井 宏晃(大町警察署) 32 (13)
 川島 恵一(高瀬中)   13 (1)
 山口 菜月(大町高)   16 (1)
【13 須坂上高井】若返ったチーム 再出発

 前回大会は中継ミスにより失格。総合成績を残せない悔しい結果になった。今年はチームの平均年齢が20代前半と若返り、再スタートの意味を込めてユニホームも一新。近年の12〜15位から抜け出し、「10位を目指す」(深井監督)と意気込む。
 前回、前々回とも最下位と振るわなかった1区は、主将で準エースの荒井に任せてスタートダッシュを狙う。2区に「チームの盛り上げ役」という中根、4区は5000メートルで15分10秒を切る記録を持つエース柳沢、6区に伸び盛りの深井と続く。1日目で勢いに乗り、2日目も維持するのが理想の展開だ。
 深井監督は「今後10年は続く若いチーム。この大会で弾みをつけたい」と話す。

【メンバー】
 ▽監督
 深井 郁夫(長野高専職) 52
 ▽選手
◎荒井 佑輔(ノバフォーム)26 (10)
 中根 光洋(森上鍼灸整骨)27 (10)
 湯本 耕平(高山中)   14 (1)
 柳沢 瑞樹(須坂園芸高教)31 (10)
 山崎 梨奈(長野日大高) 17 (5)
 深井 利彦(前田鉄工所) 22 (6)
 山上 拓馬(須坂東高)  18 (5)
 鈴木 秀幸(須坂園芸高教)23 (2)
 大屋 圭市(長野日大高) 16 (3)
 坪井 健治(ニットー)  36 (21)
 駒沢 信二(須坂高甫小教)27 (2)
 山岸 雄気(中野立志館高)15 (3)
 山崎 隆司(信大)    20 (1)
 丸山 茂樹(須坂市役所) 36 (7)
 中沢  萌(信大)    19 (2)
 大峡 翔太(須坂東中)  14 (1)
 宮川 鉄也(農業)    36 (5)
 高田 洋一(高田農園)  39 (2)
 ▽補欠
 田中 秀世(やすらぎの園)28 (8)
 小林  豊(清水住建工) 30 (5)
 後藤 光男(大和製作所) 53 (16)
 中島 将護(長野高専)  19 (4)
 吉田 貴大(日本大)   20 (4)
 山口 総太(佐久長聖高) 18 (4)
 白川 友一(相森中)   14 (1)
 小山 翔子(須坂高)   16 (1)
【14 中野下高井】万全の布陣で雪辱期す

 昨年は中継ミスで無念の失格。清水監督は「悔しさをばねに、1年間練習に取り組んだ。目標は10位」と雪辱を期す。伸び盛りの中学生や新戦力が加わり、今年は万全の布陣で臨めそうだ。
 昨年は足の故障で欠場した主将の山田が1区、藤木が2区、スピードのある森川が3区、4区は安定した力を発揮する武田とつなぎ、1日目の序盤で勢いをつけたい。8区は安定感のある岡、9区は初出場のふるさと選手大山に期待。12区はベテランの湯本に託す。
 2日目の序盤は、初日を走った武田と石川がポイントになる。18区はさらに力を付けている松山、19区は勢いのある黒川を起用。20区はコーチ役を務める黒岩、アンカーの山田で粘りたい。

【メンバー】
 ▽監督
 清水 正志(中高陸協)    61
 ▽選手
◎山田 琢也(JF―D)    32 (5)
 藤木 悠平(佐久長聖高)   18 (5)
 森川 瑞貴(中野平中)    15 (2)
 武田 和也(松本大)     22 (6)
 高木 実穂(南宮中)     13 (1)
 石川 雄麻(仁科工業)    24 (11)
 馬場 雄樹(中野立志館高)  15 (1)
 岡  利哉(木島平ク)    25 (2)
F大山 勝広(朝日鉄工)    32 (1)
 小嶋 陽一(岳南消防)    26 (11)
 藤沢 公宣(中野立志館高)  15 (2)
 湯本 憲一(武田)      36 (22)
 萩原  徹(信大)      21 (3)
 高木  涼(長野高)     17 (3)
 山口 隆矢(中野立志館高)  17 (1)
 松山なつみ(中野立志館高)  17 (3)
 黒川  岳(中野平中)    14 (1)
 黒岩 怜生(岳南消防)    28 (12)
 ▽補欠
 高橋 輝雄(信越定期)    46 (13)
 山口 辰也(山ノ内社協)   46 (15)
 小林 賢士(志賀リゾート開発)30 (4)
F山本  航(同志社大)    18 (3)
 手塚 将弥(中野平中)    14 (1)
 福岡 鈴可(中野平中)    14 (1)
【15 上水内】ベテラン勢の熱い思い

 1月に長野市と合併した旧信州新町、中条村の選手は今大会、特例措置で上水内で走る。ベテラン勢を中心に「上水内の灯を消すな」と熱い思いを抱く選手が集まった。
 5000メートルを15分台の記録を持ち、走りに安定感のある長谷川をはじめ、調子を上げている越田、粘り強い走りが持ち味の主将諸岡が1日目、2日目とも走る。矢野監督は、ベテラン勢に一層のタイム短縮を注文している。
 16区滝沢は、ふるさと選手として4年ぶりの出場。チーム全体を活気づける。2区小林周や5区塩入、14区小林将の高校生3人の奮闘にも期待が懸かる。矢野監督は「選手一人一人の努力がチームを支える。60回の節目となる来年の大会に向けて弾みをつけたい」と意気込んでいる。

【メンバー】
 ▽監督
 矢野 俊則(コシナ)   64
 ▽選手
 小林 正季(三立)    32 (17)
 小林 周平(市立長野高) 15 (1)
 水梨 百哉(信濃中)   15 (1)
 長谷川久嗣(北部衛生組合)30 (13)
 塩入 瑛美(丸子修学館高)17 (4)
 越田 真二(野尻湖小教) 29 (8)
 宮尾 勝雄(長野ろう校職)37 (19)
 小野 和裕(長野中央病院)32 (4)
F土屋 隆正(砺波消防署) 25 (10)
 矢野 陽介(JR東日本) 30 (15)
 荒谷 真治(信大大学院) 27 (4)
◎諸岡 真悟(長野消防局) 34 (19)
 小林 将也(北部高)   15 (1)
 丸山 義文(長野日本無線)33 (2)
F滝沢  剛(東大)    20 (3)
 鹿野恵利子(北部高教)  37 (3)
 酒井 雅喜(信濃中)   15 (2)
 小林 健人(郵便長野南) 26 (4)
▽補欠
 小川 裕樹(信濃中教)  28 (7)
 大草 健史(コシナ)   30 (5)
 原山 辰也(日本電通工) 58 (3)
 清水 宏彦(ヤハタ)   50 (11)
 渋沢 敦也(飯綱中)   14 (3)
 赤松  英(信濃中)   12 (1)

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