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県縦断駅伝 全15チーム紹介(中)

 ※チーム名左の数字はナンバーカード。メンバー表は出走順で、同じ選手が2回走る場合は省略。◎が主将、Fはふるさと選手。氏名、所属、年齢、出場回数の順。

【6 飯田下伊那】選手層に厚み 飛躍誓う

 要所を固めるベテランは安定し、高校生らは着実に成長している。「優勝した一昨年のチームと遜色(そんしょく)ない。優勝旗を奪還したい」と茂手木監督。5位だった昨年からの飛躍を期す。
 1日目は、安曇野市から移った中村を1区に起用する。ヤマ場の4区を走る前沢は夏の体調不良から回復。上りの9区は昨年区間賞の松村が今年も挑む。2日目の勝負どころとなる16区は昨年区間3位の松山、20区は同2位の原に託す。「走るたびに記録を伸ばしている」高校生の宮沢、後沢は2、14区を走る。
 トラックでのスピード練習を例年より1カ月早い3月に始めたことなどが底上げにつながり、選手層は厚みを増した。チームの士気も高まっている。

【メンバー】
 ▽監督
 茂手木 聡(多摩川精機)  46
 ▽選手
 中村 祐紀(ジャパンライフ)25 (10)
 宮沢 瑠以(飯田高)    16 (2)
 原 謙二郎(高陵中)    15 (1)
 前沢 利弥(小沢木材)   25 (10)
 北林 由里(旭ケ丘中)   15 (2)
 早野 吉信(松本大)    22 (5)
 松下 拓磨(佐久長聖高)  16 (3)
 松下  健(健和会病院)  23 (9)
 松村 健一(アイオーテクノ)28 (6)
 折井 正幸(郵便伊那支店) 33 (12)
 秋田 雅彦(小池農産加工所)34 (13)
 三沢  健(飯田米穀)   39 (9)
 勾田 達也(自営業)    25 (7)
 後沢 広大(飯田高)    16 (1)
 田畑 雅伸(松川高)    16 (1)
◎松山 克敏(会社員)    37 (14)
 平沢 宏幸(中部電気安協) 30 (6)
 亀山 絵未(名城大)    20 (2)
 遠藤 千有(松川中)    14 (1)
 原  武司(オウルプロ)  30 (10)
 柴田 優樹(千葉大)    22 (6)
 ▽補欠
 松下 善幸(シチズン平和) 45 (16)
 宮沢  修(飯田ボイラー) 45 (6)
 西尾 章弘(飯田市役所)  33 (17)
 小池 隼人(佐久長聖高)  16 (3)
 吉川 健真(高陵中)    15 (1)
 鴬巣 美冴(松川高)    15 (2)
【7 長野市】役割果たし全員レース

 2日目に力のある選手を並べた。小川主将が好位置につけ、昨年同じ区間で優勝している15区青柳、諏訪湖マラソン2位の16区平田で抜け出す作戦。17区にベテラン前島、20区には出雲駅伝にも出場した垂沢が控える。4年ぶりに復帰した田中監督は「1日目で(首位と)2分差以内なら逆転できる」と自信を示す。
 1日目の鍵を握る4区には、実業団で練習しながら力を付けた市川を起用。5区玉城、7区村沢も区間優勝を狙える力がある。
 昨年は計4区間で首位を奪った一方、2けた順位も3区間あり、波に乗り切れなかった。田中監督は「個人レースをしたら負け。一人一人が与えられた区間の役割を果たすこと」をV奪回のポイントとして挙げた。

【メンバー】
 ▽監督
 田中 哲広(長野赤十字病院)46
 ▽選手
F斎藤 寛峻(東北大)    19 (2)
 保倉  聡(佐久長聖高)  16 (3)
 横山 航太(更北中)    15 (2)
 市川 裕貴(長野市陸協)  22 (4)
 玉城かんな(川中島中)   14 (1)
 大久保貴志(柄木田製粉)  36 (16)
 村沢 大輔(八十二銀行)  23 (9)
 秋山 勝美(NTT東日本) 45 (21)
 寺島 慧梧(県警機動隊)  29 (1)
 田中 章浩(長野電子工業) 30 (6)
 松本 丈明(長野森林組合) 26 (7)
 徳武雄次郎(小賀坂スキー) 53 (13)
◎小川 健三(長野市消防局) 35 (9)
F割田 雄磨(日大)     20 (2)
 青柳 和也(八十二銀行)  24 (10)
 平田 和也(長野赤十字病院)26 (5)
 前島 啓一(カローラ長野) 37 (17)
F小田切綾乃(愛知電機)   24 (5)
 山田 祐也(川中島中)   15 (1)
 垂沢 直也(日大)     19 (2)
 沢渡 知成(県警本部)   32 (2)
 ▽補欠
 徳武 源介(りんごの里)  30 (12)
 太田 達也(JR東日本)  24 (6)
 青木 雅史(JR東日本)  28 (7)
 小山  玄(長野高)    15 (2)
 玉城 柾人(川中島中)   15 (1)
 小林 真帆(更北中)    15 (1)
【8 上田東御小県】連覇へ 前回経験生かす

 歓喜の初優勝から1年。連覇を目指す選手の士気は高まっている。「終わった直後から、連覇に向けて準備してきた」とレッティ監督。優勝を味わった選手のうち19人が残り、6人が同じ区間を走る。
 各チームのエース級が集まる4区には、昨年よりも大幅にタイムが良くなった北沢を起用した。「応援してくれる上田市民の前で先頭に立ちたい」とレッティ監督。5区笹沢から同市役所前スタートの6区小林にトップでたすきをつなぎたい考えだ。
 1日目は昨年を上回るタイムを想定しており、2日目は昨年とほぼ同じ。2日目も昨年8区で区間優勝の13区宮下からいい流れをつくり、昨年トップでゴールした21区土屋まで、優勝経験を生かして落ち着いた走りを心掛ける。

【メンバー】
 ▽監督
 Bレッティ(IJC)   46
 ▽選手
 松久 哲治(シナノケンシ)22 (9)
 中山 智裕(佐久長聖高) 16 (4)
 宮島幸太郎(上田二中)  14 (2)
 北沢 正親(山洋電気)  25 (4)
 笹沢今日子(丸子中)   13 (2)
 小林 正典(長野県酒販) 30 (13)
 出口 武志(佐久長聖高) 15 (3)
 鎌倉 洋介(綜合警備保障)31 (10)
 箕輪  敏(アート梱包) 31 (7)
◎八反田浩也(アート梱包) 34 (13)
 大久保賢志(上田西高)  17 (4)
 臼井 隆之(HIOKI) 41 (5)
 宮下 陽一(信大)    22 (4)
 滝沢 優也(篠ノ井高)  18 (3)
 清水 文人(信大)    20 (3)
 杉本 浩二(上田陸協)  26 (11)
 江平 隆司(小林脳外科) 26 (8)
 岸  郁奈(上田高)   16 (4)
 笹沢 大地(丸子中)   15 (1)
 高木 孝亮(信大)    20 (1)
 土屋 秀徳(シナノケンシ)32 (9)
 ▽補欠
 藤沢 優一(上燃)    30 (2)
 大野  修(小林脳外科) 23 (1)
 宮沢  遼(丸子修学高) 17 (1)
 小宮山亮太(日信工業)  25 (4)
 山上  翼(上田二中)  14 (1)
 関  理華(上田二中)  13 (1)
【9 全諏訪】中高生の活躍も楽しみ

 エース区間と山間部の難所に準優勝した昨年とほぼ同じメンバーを配置。一丸の走りで38年ぶりの頂点を目指す。
 1区は昨年度の都道府県対抗男子駅伝にも出場した牛山雄。続く小林季、佐伯で勢いに乗り、牛山純で主導権を握りたい。8区以降は経験豊富なベテランでつなぐ。平沢は上りのスペシャリスト。4年ぶりの西沢洋は地元での走りに期待がかかる。第2日は最初の西沢倫で流れをつくり、16区西中山、20区田畑、アンカー小坂らの粘りにかける。
 中高生の活躍も楽しみ。小林巧は北信越高校新人大会の5000メートルと3000メートル障害で好タイムを出し優勝。雨宮も急速に力を付けた。女子の小口雪、細田は県中学駅伝の各校エースが集まった1区で1、2位を占めた。

【メンバー】
 ▽監督
 小河原義友(岡谷市役所)    48
 ▽選手
 牛山 雄平(国学院大)     19 (5)
 小林 季生(佐久長聖高)    17 (4)
 佐伯 拓海(信大付松本中)   15 (2)
 牛山 純一(アイテック)    27 (10)
 小口 雪音(下諏訪中)     13 (1)
 友井 悠人(茅野市陸協)    21 (2)
 岩下 哲也(JA信州諏訪)   26 (3)
 小口 秀哉(エグロ)      47 (11)
 平沢 賢市(オーク製作所)   31 (5)
 藤森 義文(京セラ)      36 (18)
 雨宮慎一郎(諏訪実高)     15 (1)
F西沢 洋務(ヤクルト)     35 (4)
 西沢 倫彦(信大)       22 (8)
 小林  巧(下諏訪向陽高)   16 (2)
F金子 大樹(上武大)      19 (1)
◎西中山 宏(大和電機)     31 (7)
 石井 寛大(佐久長聖高)    16 (1)
 細田 あい(長峰中)      14 (2)
 田中 仁悟(永明中)      14 (1)
 田畑 幸司(岡谷市役所)    29 (2)
 小坂 明史(エグロ)      36 (6)
 ▽補欠
 赤間比呂志(日本電産サンキョー)26 (2)
 高橋 成也(セイコーエプソン) 33 (3)
 下山 雅也(共栄製作所)    38 (1)
 笠原 祥多(諏訪二葉高)    16 (4)
 高橋 悠平(原中)       15 (1)
 河西いづみ(長峰中)      14 (1)
【10 全佐久】先行逃げ切り 戦略描く

 初出場が7人。木内新監督は「個々の持ちタイムは昨年より劣る」としながらも、「それぞれが得意な距離で走るので、力を出し切れば結果がついてくる」とみる。昨年の6位を上回るのが目標だ。
 「前半どれだけ貯金をつくり、後半粘れるか」(木内監督)と先行逃げ切りを狙う。10月に800メートルで日本高校新記録を出した川元を2区に置いた。「力がある。昨年同様に区間賞を」(木内監督)と期待する。
 2日目の第1走者はスピードがある清水。長距離を走り込んできた小平が最長20区を担当し、アンカーへつなぐ。
 昨年までチームを引っ張ってきた宮入一海の転勤が痛いが、初出場選手の多くは昨年から一緒に練習を積んできた。チームの熟成度は高い。

【メンバー】
 ▽監督
 木内 範明(シチズンファインテック)43
 ▽選手
 土屋  将(学習院大)       23 (3)
 川元  奨(北佐久農高)      17 (5)
 小林 祐太(佐久中)        14 (1)
 高見沢 勝(佐久長聖高教)     29 (4)
 小宮山 悠(八千穂中)       13 (1)
F小林 広樹(神奈川工大)      20 (1)
 関沢  涼(佐久署)        22 (1)
 岡村 卓也(丸子修学館高)     16 (3)
 池田 生成(佐久長聖高)      15 (1)
 成沢 善秋(日信工業)       30 (12)
 神津  誠(コミヤマ)       35 (2)
 柳沢  靖(シチズンマシナリー)  43 (8)
 清水  優(ミマキエンジニアリング)26 (8)
 岡村 尚平(丸子修学館高)     18 (2)
 河口 泰亮(佐久長聖高)      15 (1)
F市村 一訓(小森コーポレーション) 26 (4)
 柳沢 一樹(中部電力)       39 (17)
 佐塚裕美子(軽井沢プリンス)    40 (1)
 臼田  悠(野沢中)        15 (2)
 小平 佳伸(御代田町役場)     33 (17)
◎佐藤 良仁(佐藤電設)       28 (10)
 ▽補欠
 竹内 志暢(立科金属)       35 (10)
 岸田 徳久(岸田酒店)       44 (18)
 東海林朋昌(ミマキエンジニアリング)28 (1)
 市川  誠(浅間技研)       46 (29)
 依田航太郎(芦原中)        14 (1)
 山本  瑞(小諸高)        16 (1)

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