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2010年10月16日〔編集局〕
日本新聞協会主催の第63回新聞大会は15日、都内のホテルで開いた。式典で信濃毎日新聞社のキャンペーン報道「笑顔のままで 認知症−長寿社会」など8件に、本年度の新聞協会賞を贈った。
授賞式では本紙取材班を代表して五十嵐裕報道部次長が表彰状とメダルを受け取った。あいさつで「取材に応じてくれた人々に感謝し、実名掲載を決断してくれた勇気を誇りに思う。キャンペーンを通じて結ばれた読者とのきずなを、今後の報道でさらに確かなものにしたい」と述べた。
1〜6月に掲載した社会面連載「笑顔のままで」は、県内を中心に認知症の本人や家族、介護施設、医療、地域などの現状を77回にわたってルポ。全国の介護家族などへのアンケートも計7回実施した。取材班として、要介護認定の大幅な見直しなどを求める「八つの提言」を提起。くらし面でも読者に情報提供する「知っておきたい」を6月末までに24回掲載した。「実名報道に徹した取材手法と平易な文章で紹介した連載は、認知症に対する価値観を転換させ、読者に共感と勇気を与えた」などと評価された。
新聞、通信各社の代表ら約1000人が参加した式典では、新聞協会副会長の小坂健介信濃毎日新聞社社長が開会の辞を述べ、続いて新聞協会の内山斉会長が「新聞が元気でなくてはならない」とあいさつ。「健全でより良い民主主義社会に寄与するため、不断の努力を重ねることを誓う」などとする大会決議を採択した。式典後、作家で茅野市の諏訪中央病院名誉院長、鎌田実さんが「新聞で救われる命」と題して講演した。
【写真説明】新聞協会賞(編集部門)を受賞した信濃毎日新聞社の五十嵐裕編集局報道部次長=東京都港区のホテル