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歴史の魅力でまち活性化 Waの会、松本で語り合う

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 信濃毎日新聞社は20日、「歴史とドラマでまちおこし!?」をテーマにした地域討論会「Wa(輪・話・和)の会」を松本市Mウイングで開いた。それぞれ地元ゆかりの武士を主人公としたNHK大河ドラマの実現を目指す上田市、伊那市高遠町、木曽郡木曽町日義の関係者ら約70人が、歴史の魅力や歴史を生かしたまちづくりについて語り合った。
 シンポジウムでは、歴史プロデューサーで信州上田観光大使の早川知佐さん(33)=東京都目黒区=が講演。戦国武将真田幸村を好きになり「上田を訪れるうちに土地にも愛着を抱くようになった。好きになった人物が暮らした土地の空気を感じ、景色を見てみたいという自然な気持ちが、若い人たちに広がる歴史ブームの正体だと思う」と語った。
 名君「保科正之公」の大河ドラマをつくる会の伊東義人さん(77)=伊那市、日義木曽義仲公顕彰会の神村透さん(76)=木曽郡木曽町、NHK大河ドラマ「日本一(ひのもといち)の兵(つわもの)真田幸村公」放映の実現を願う会の宮下省二さん(61)=上田市=も、それぞれの取り組みを発表した。
 その後、3テーマに分かれた分科会で意見交換。昨年の大河ドラマ「天地人」実現に取り組んだ上田史談会の大島要三さん(77)=新潟県南魚沼市=も講師に招かれた。知名度が低かった直江兼続を題材にしたドラマの実現は「行政を巻き込んだ住民の誠意の結晶」とし、11年間に及んだ誘致活動を振り返った。
【写真説明】「歴史とドラマでまちおこし!?」をテーマに松本市で開いた地域討論会「Waの会」

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