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郷土食どう生かす 木曽で「Waの会」70人参加

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 信濃毎日新聞社は20日、「生かして守る郷土食」をテーマにした地域討論会「Wa(輪・話・和)の会」を木曽郡木曽町の木曽郡民会館で開いた。約70人が参加。会場では、木曽特産のほお葉ずしや雑穀、アイスクリームなどの販売もあり、地元の味を楽しみながら、郷土食を次代にどう伝えて地域おこしにつなげるか語り合った。
 シンポジウムでは、開田高原産の牛乳を使ったアイスクリームなどの乳製品販売に取り組む「スローフード木曽」の副会長松井淳一さん(55)が「地産地消は、誰がどこでどのように加工したかが明確で安全安心。スローフードで木曽をいっぱいにしたい」と体験を交えて話した。「みたけグルメ工房」組合長の西尾礼子さん(70)は、工房で開発し販売しているみそおにぎりなどを例に「コンビニにはない味をつくりたかった」と語った。
 その後、参加者は三つの分科会に分かれて意見交換。「木曽の食を売り出そう」では、木曽の風土や郷土食の魅力などを出し合い、最後に一人一人、木曽の食をPRするキャッチフレーズづくりに挑戦した。「源流からのプレゼント」などのフレーズが披露されると、拍手が出ていた。
【写真説明】「生かして守る郷土食」をテーマに木曽町で開いた地域討論会「Waの会」

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