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2010年6月20日〔事業局〕
信濃毎日新聞社は19日、キャンパスフォーラム「Let‘sエネルギー革命〜信州の風土から」を松本市の信大松本キャンパスで開いた。中南信地方での自然エネルギーづくりを紹介した本紙連載「風土エネルギー」の実践例を参考に、専門家や学生を交えた公開ゼミナールで論議。地域の自然条件・風土を生かし、自然エネルギーを開発・普及させる道筋を考えた。
松本本社創設60周年を記念し、信大、信大環境ISO学生委員会と共催。市民や学生ら約200人が聴講した。
環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さんが基調講演。「(化石燃料を転換し)自然エネルギーで100%賄うことはできる」とし、後は普及に向けた方法や時期の問題−と強調。自然エネルギー市場が急拡大する海外の状況を踏まえ、日本でも地域を軸に自然エネルギーを広げる重要性を指摘した。
公開ゼミは、信大全学教育機構准教授の金沢謙太郎さんをコーディネーターに、飯田さんを含め4人がそれぞれの活動に基づき意見交換。NPO法人いいだ自然エネルギーネット山法師事務局長の平沢和人さんは、飯田市で運営する化石燃料ゼロハウス「風の学舎」の取り組みを話し、「多様なエネルギーの使い分けが大切」と指摘。松本市出身のシンガー・ソングライター、美咲さんは、太陽光発電の電力を使うライブ活動を続けており「我慢するエコから楽しむエコ」で自然エネルギーが普及してほしいと話した。
信大人文学部4年の征矢野有希さんは、環境ISO学生委員会の一員として今春視察・研修した米国の自然エネルギー事情を報告。環境を守るために「産学など横の連携を重視していた」と説明し、日本でも信大や地域、NPOが連携することに期待した。
【写真説明】風土エネルギーについて語り合った信大キャンパスフォーラム