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2010年3月24日〔事業局〕
美輪明宏さんが演出、美術、主演を務める舞台を、6月5日午後3時から松本市深志のまつもと市民芸術館で上演します。演目は、三島由紀夫作の「近代能楽集」から「葵上(あおいのうえ)」と「卒塔婆小町(そとばこまち)」の2作品です。
「近代能楽集」は、能の演目の中から、三島が現代の感覚で翻案した戯曲集です。収録された8編のうち上演する2編は、三島が親交のあった美輪さんによって舞台化されることを熱望していた作品です。その願いが、三島の没後26年を経て、1996年に初めて実現し、その後再演されてきました。
「葵上」の題材は源氏物語。光源氏の妻、葵の病床に毎夜通う生霊・六条康子の不思議な力に、光は引き込まれていく。「卒塔婆小町」の主人公は小野小町。小町を「美しい」と言った男たちは死んでしまい、自らが背負った悲哀に満ちた定めが描かれています。
美輪さんは、「葵上」で生霊を、「卒塔婆小町」では絶世の美女から100歳の女性までを演じ分けます。幻想的な舞台をお楽しみください。
入場料は、全席指定でS席1万500円、A席8400円。未就学児は入場できません。キョードー北陸チケットセンター、ローソンチケット(Lコード34045)、チケットぴあ(Pコード401−481)、まつもと市民芸術館、井上チケットぴあ、ながの東急百貨店などで販売しています。
問い合わせは、キョードー北陸チケットセンター(電話025・245・5100)へ。