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<信毎の本> 北国街道を歩く 究極の歩き方70

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 善光寺への信仰の道、佐渡の金を江戸に運んだ黄金の道、加賀藩(石川県)の参勤交代の道…。中山道追分宿(北佐久郡軽井沢町)から上田、善光寺を通り、越後(新潟県)の出雲崎まで217キロの北国街道は、さまざまな人たちが往来しました。
 本書は、北国街道を地形図と見取り図、写真で案内します。同街道のバイパスの役割を果たした矢代(千曲市)から牟礼(上水内郡飯綱町)までの松代道、中山道洗馬宿(塩尻市)と善光寺を結ぶ北国西街道もたどります。
 街道に沿って地理や歴史、文学などの見どころ840地点をとりあげて解説。特に注目される385地点は写真とともに紹介しています。また、街道を有意義にたどれるように、究極の歩き方としてこだわりの道など70ヵ所を示しています。
 著者は、軽井沢町に自ら開いた中山道69次資料館の岸本豊館長。「江戸時代の人々が歩いた道を知るために、古地図や文献を調べるとともに足しげく現地に通った」と言います。岸本さん著の「新版中山道69次を歩く」(信濃毎日新聞社刊)は、全国でも評判のロングセラーです。
 本書とともに、見て読むだけで楽しく、実際に街道を歩けばさらに楽しく、知識も身に付くウオーキングガイドです。本書は、A5判、180ページ、定価1785円(税込み)。お求めは書店、信毎販売店へ。

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