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「化粧 二幕」松本で上演へ 渡辺美佐子さん一人芝居

 女優渡辺美佐子さんの一人芝居「化粧 二幕」を2月20、21の両日、松本市深志のまつもと市民芸術館で上演します。1982(昭和57)年の初演以来、国内だけでなく、フランスやカナダ、東南アジアなどでも公演し、好評を得ています。通算上演回数は600回を超え、渡辺さんの一人芝居の決定版ともいえる作品です。
 「化粧 二幕」は、井上ひさしさん作、木村光一さん演出。10日後には取り壊しになろうかという芝居小屋が舞台です。大衆演劇の女性座長・五月洋子は、失踪(しっそう)した夫の後を継いで一座を仕切っている。今夜の前狂言は「伊三郎別れ旅」。母親に捨てられた伊三郎が、年老いた母親に再会する一座の十八番だ。芝居のさなか、洋子の前に、20年前に生き別れた息子が現れる…。この一人芝居が全編を通して描いているテーマは、「母」です。
 目には見えない登場人物たちが、あたかもそこにいるように感じさせる、一人芝居の醍醐味(だいごみ)をお楽しみください。
 開演は、両日とも午後2時。入場料は全席指定で、4500円です。未就学児は入場できません。問い合わせは、まつもと市民芸術館(電話0263・33・3800)へ。

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