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2009年11月 8日〔編集局〕
本紙くらし面の読者投稿欄「私の声」の読者や投稿者が交流する「信毎『私の声』の集い」が7日、飯田市の県飯田合同庁舎で開かれた。俳優・演出家で、まつもと市民芸術館芸術監督の串田和美さん(67)が「生活と演劇」をテーマに講演。約50人が集まり、表現の楽しさなどを取り上げた話に耳を傾けた。
「『芸術』というと、どこかいかめしい感じがするが、人は意識しなくても生活の中で触れている」と串田さん。日常の中で人は花を見たりおしゃれをしたりしているほか、美術館へ行かなくても美術や音楽は身近なところにあると話した。
演劇も同じといい、「お葬式に行けば殊勝な顔をしているように、人はその時その時に合わせて生活の中で役を演じている」と説明。「集中しようとするとき、(こぶしを額に当てて)集中している人のふりをすると、できるような気がする。ある演技をすることで自分を変えようとすることは、人間の持っている自然の知恵」と強調した。
下伊那郡喬木村の大平時江さん(65)は「60歳を過ぎ、自分の持っている何かを表現したくて、ボランティア活動として演劇を始めた。自分の思いを表現する上で、(串田さんの話は)とても励みになった」と話していた。
【写真説明】串田さんの講演に聞き入る「信毎『私の声』の集い」の参加者