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2009年11月 2日〔編集局〕
「第5回信毎こどもスクール」は1日、木曽郡木曽町の福島小学校体育館と木曽福島会館で開いた。ロボットクリエーター高橋智隆さん(34)=滋賀県=と、県上松技術専門校主任訓練指導専門員で「かんなの達人」の上条勝さん(54)=塩尻市=が講師。ロボット作りなどの体験教室があり、県内外の親子連れら約200人がものづくりの楽しさに触れた。
体験教室では、高橋さんがクロールの動きをするロボット作りを指導したほか、上条さんがヒノキやネズコなどの「木曽五木」をかんなで削る菜ばし作りを指導。地元の木曽青峰高校生約20人がヒノキの間伐材を使った写真立てやヒノキの樹皮を使った和紙の紙すきを教えた。
子どもたちは3班に分かれて順番に体験。ロボットが勢いよく動きだすと、歓声を上げて大喜び。菜ばしがきれいに削れると誇らしげだった。
高橋さんは体験教室に先だって講演し、米アリゾナ州のグランドキャニオンの絶壁をロープで登った「エボルタ」や、跳びはねる「ロピッド」などのロボットを披露。目を輝かせる子どもたちに、「遊び心からアイデアが生まれる。遊び心やユーモアのある大人になって」と語りかけた。
諏訪郡下諏訪町の小学6年山田佳歩(かほ)さん(12)は「かんな掛けは初めてで伝統に触れたような気持ち。筋がいいと言われてうれしかった」。愛知県瀬戸市の小学2年河村壮真(そうま)君(8)は、人間のように動く高橋さんのロボットを見て「すごい。超、作ってみたい」と興奮気味だった。
会場には信濃毎日新聞社のキャラクター「なーのちゃん」と、多目的広報車「なーのちゃん号」も登場した。
【写真説明】「ロピッド」を披露し、参加者に囲まれるロボットクリエーターの高橋智隆さん(右)