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2009年9月 9日〔メディア局〕
景気の冷え込みを反映し、県内企業の今夏のボーナスは1970年代の水準に落ち込みました。逆風が吹き荒れていますが、自らの仕事をこなしつつ、新しい市場を見据えて動きだす企業が現れています。
本書は、八十二銀行のシンクタンク、長野経済研究所が創立25年を記念して刊行。経営環境が激変する中で、地方企業に求められる企業戦略を、活力のある県内企業15社をもとに提案しています。
逆境だからこそ、各企業の底力が試されます。底力とは、自社が持つ技術のさらなる開発であり、優秀な人材の育成であり、多くの企業の中から自社を選んでくれる新たな顧客の開拓であるといえるでしょう。
メーンとなる3章では、事例として取り上げた15社を「グローバルマーケットへの展開」「顧客ニーズに合わせた市場の掘り起こし」「成熟産業から成長産業への転換」「ブランド戦略」「リピーター獲得」の5分野に分類。どのように新しい課題に挑戦してきたか、なぜその事業を展開したのかなどを、さまざまな角度から紹介しています。
四六判、320ページ、定価1260円(税込み)。お求めは書店、信毎販売店へ。