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2009年9月 3日〔技術局〕
日本新聞協会は2日、2009年度新聞協会賞の技術部門に、信濃毎日新聞社の画像高品質化技術「新AMスクリーン実用化」を選んだと発表した。紙面上の写真やグラフィックスをきめ細かく印刷できるようにし、新聞の商品力を高めたことが授賞理由。本社の協会賞受賞は07年度のキャンペーン「民(たみ)が立つ」(編集部門)、08年度の「緊急時紙面制作システム」(経営・業務部門)に続き3年連続となった。
新技術は、規則正しく並んでカラー写真などの画像を表現する「網点(あみてん)」と呼ばれる点を細かくして高精細な印刷を実現。写真などの画像のざらつきを抑え、濃淡などの滑らかな表現を可能にした。2007年春に実用化に向けた研究に着手し、08年1月以降、編集面、広告面に順次採用してきた。
同協会は、インキ使用量を大幅に削減し、新聞の商品力の向上、資材コストの抑制などは他社の経営の参考となる−と評価した。受賞者代表は堀内孝一・技術局次長兼ネットワーク室長。
本社が技術部門で新聞協会賞を受賞するのは、本社のサーバーと県内外の本支社局のコンピューターを結び、記事や写真などのニュース素材を紙面制作以外でも活用できるようにしたシステム「コスモス3(III)(スリー)」が選ばれた05年度以来、4年ぶり3回目。他の部門も含めると11回(12件)目となった。
新聞協会賞は通信、放送を含む新聞界全体の信頼性を高める活動を促そうと、優れたスクープやキャンペーンなどを表彰するために1957(昭和32)年に設けられた。本年度は3部門に計77件の応募があり、このうち技術部門は3件。10月15日に静岡市で開く第62回新聞大会の席上、授賞式を行う。