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<信毎の本> 見つけよう信州の昆虫たち 身近な自然の昆虫図鑑

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 長野県は南北に長く、3000メートル級の山々が連なっています。そんな地形が生んだ多種多様な植生は、2万種を超える昆虫の分布をもたらしました。特にチョウは日本に生息するおよそ6割にあたる150種が分布するといわれ、全国1位の種数を誇ります。本書は、こうした県内で見られる昆虫1400種を掲載した昆虫図鑑です。
 「昆虫を観察しよう!信州の昆虫生態」と題した第1部は、多くの昆虫たちの生態写真を紹介しながら、からだのつくり、見つけ方・捕まえ方・飼い方を分かりやすく図解しました。アゲハの幼虫やセミの抜け殻、アカトンボの種類の見分け方も詳しく説明しています。
 県内生息種の標本がずらりと並んだ第2部「昆虫の名前を調べよう!信州の昆虫生態」は圧巻。標本編は種名と大きさ、観察時期と時間帯はもちろん、県内分布、生息地帯と場所、珍品度(県内での個体数の多さ)を明記。県内に生息するチョウとクワガタは完全収録、ほかのなかまもそれぞれ、見分け方のポイントとともに紹介しています。
 さらに標本の作り方、バタフライガーデン(チョウを呼べる庭)やビオトープ(トンボや水辺の生き物を呼べる環境)の作り方など、内容は盛りだくさん。本の大きさも小さめで、野外での昆虫採集に持ち運びが便利な上、カバーの端にスケールを付け、捕まえた虫の大きさをすぐに測れるように工夫しました。
 いよいよ夏本番、虫や自然に目を向けたくなる季節です。夏休みの自由研究の参考書として、昆虫採集のお供に、また元昆虫少年のお父さんにもぴったりです。B6判、320ページ、オールカラー、定価2625円(税込み)。お求めは書店、信毎販売店へ。直送(要送料)も行っています。
クイズに応募ください
 信濃毎日新聞社は「見つけよう信州の昆虫たち」の本カバーにカブトムシが何匹いるかを当てるクイズを実施しています。
 答え、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記して、はがき(〒380‐8546 信濃毎日新聞社出版部「むし」係)か電子メール(shuppanbu@shinmai.co.jp)で送ってください。抽選で50人に信毎のマスコットなーのちゃんと虫グッズをプレゼントします。帯・表紙のカブトムシは数えません。
 締め切りは31日(消印有効)。当選発表は発送をもって代えさせていただきます。

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