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2009年7月 8日〔事業局〕
信濃毎日新聞社と県立歴史館は8月1日から9月6日まで、企画展「信州 知の遺産の系譜―歴史を記録した先人たち」を、千曲市屋代の同館で開きます。初日の8月1日午後1時半から、作家で、本紙夕刊コラム「今日の視角」の執筆者井出孫六さん=写真=が、「藤村をめぐる信州の近代史」と題して基調講演を行います。
全県にわたる考古資料と、1643(寛永20)年までの信濃関係の文書や金石文などの文献史料を集めた「信濃史料」全30巻の完結から、今年で40年になるのを記念して、同展を開きます。信濃史料は、信濃毎日新聞社と県、信濃教育会などが刊行会を組織して、編集発行を行いました。
同展は、史料収集の礎を築いた地方史研究家故栗岩英治や、栗岩の影響を受けて信濃史料編集の中心となった歴史研究者故一志茂樹さんら、出版に向けて奔走した先人たちの軌跡をたどります。入場料は、一般300円、高・大学生150円、小・中学生70円です。井出さんの講演会の聴講は無料ですが、事前の申し込みが必要です。郵便番号、住所、氏名、電話番号、「8/1講演会聴講希望」と書き、県立歴史館総合情報課へ、はがき(〒387−0007 千曲市屋代清水250−6)か、ファクス(026・274・3996)でお送りください。定員は220人(先着順)です。問い合わせは、同館(電話026・274・3991)へ。