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7月から新連載小説「真田三代」 火坂雅志さん作

 信濃毎日新聞は7月1日から、火坂雅志[ひさかまさし]さんの新たな歴史小説「真田[さなだ]三代」を連載します。代表作「天地人[てんちじん]」に続く作品で、県内が広く舞台になります。
 火坂さんは、1956年新潟県生まれ。03〜05年に本紙夕刊で直江兼続[なおえかねつぐ]の生涯を描いた「天地人」を連載しました。07年に同作品で中山義秀文学賞を受賞。現在は、同作品を原作にしたNHK大河ドラマも放映されています。
 六文銭の旗印のもと、信州を拠点に戦国の乱世を縦横無尽に駆け抜けた真田一族。古くから戦国武勇伝の傑出した一族として人々を魅了し、ことに幸村は今日でも抜群の人気を誇っています。真田家の生きざまがなぜ人々の心をとらえてやまないのか。歴史小説の新騎手、火坂さんの熱のこもった筆さばきにご期待ください。
 挿絵は安芸良[あきりょう]さん。47年福島県生まれ。戦国の空気感を濃密に伝えて、物語世界を深めます。
 ◆作者のことば 信州から上州にまたがる山間部の小土豪でありながら、徳川の大軍を2度も破った真田一族。そのパワーの源はどこにあったのか。幸村と兼続の交流も絡め、従来とは一味違った真田三代を描いてみたい。

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火坂雅志さん(上)。 安芸良さん

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