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2009年5月13日〔広告局〕
第57回全日本広告連盟(全広連)長野大会が13日、長野市若里の県民文化会館(ホクト文化ホール)で開幕した。全国から約1000人の広告関係者が参加。経済情勢が厳しさを増して、コミュニケーションの手法も変化する中、「変化を超えろ。『真価・進化』」をテーマに広告の将来像を探った。
全広連大会が長野市で開かれるのは1987(昭和62)年以来22年ぶり。大会長の小坂健介・信濃毎日新聞社社長は「変化の本質を見極め、広告の真の価値を追求し、新たな地平を切り開く。その可能性を長野の地から発信したいと思う」とあいさつ。同連盟の佐藤安弘理事長は「今の厳しい情勢を打破していけるよう、皆さんとこれからの広告について考え、会員で力を合わせて事業活動を進めていく」と述べた。
式典には村井仁知事や鷲沢正一長野市長も出席。斬新な広告企画やキャンペーンを顕彰する本年度の「全広連鈴木三郎助大賞」が「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン推進協議会」に授与され、佐藤理事長が代表の村井嘉浩宮城県知事に賞状を手渡した。
諏訪中央病院(茅野市)の鎌田実名誉院長は「がんばるシンカ がんばらないシンカ」と題して記念講演。大会テーマの「真価」「進化」に加えて「深化」を挙げ、「深めて揺さぶらないと人の心は温まらず、経済も動かない」と指摘した。
【写真説明】全広連鈴木三郎助大賞の贈呈式などが行われた第57回全日本広告連盟長野大会=13日午前10時50分、長野市の県民文化会館