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2009年2月25日〔メディア局〕
上水内郡信濃町柏原出身の俳人小林一茶の「おらが春」は、190年前の文政2(1819)年の1年間に、一茶が作った俳句、随想、見聞などを時系列にまとめた日記体の句文集です。一茶は、継母との確執から15歳で生家を出ました。そのため家族の愛情に飢え、温かい家庭に人一倍の期待を抱いていました。一茶は帰郷後に結婚。ようやく生まれた長女を1歳余で失い、その娘への愛と死をメーンテーマにしたのが「おらが春」といわれています。
本書は、千曲市の板画家森貘郎さんが、「おらが春」の内容に即して彫り上げた板画25点に、現代語訳を添えて紹介しています。これまでも多くの俳人の作品を板画にしている森さんが「自分なりに胸に落ちるように自分の言葉で読み込んだ」という現代語訳と、力強い板画の組み合わせは、「おらが春」を読んだことのない人にも新鮮な感動を与えます。
本の刊行を記念した額装板画「おらが春」(限定100部)も好評で、残部はわずかです。「おらが春」の代表的な2句と今春御開帳を行う善光寺の本尊をイメージした阿弥陀(あみだ)三尊像が並ぶ創作板画です。
本はA4判変型、72ページ、定価1890円(税込み)。額装板画は板画寸法30センチ×40センチ、上製本が付いて定価5万円(税込み)。お求めは書店、信毎販売店へ。