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ピランデッロのヘンリー四世 松本で3月13−15日上演

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 まつもと市民芸術館(松本市深志)の串田和美芸術監督がプロデュースし、自ら主役を演じる「ピランデッロのヘンリー四世」を3月13日から15日まで、同芸術館実験劇場で4回上演します。
 演出は、俳優や演出家として活躍する白井晃さん。イタリアを代表する劇作家で、ノーベル文学賞を受賞したルイージ・ピランデッロの戯曲がどのように演出されるのか、興味は尽きません。
 落馬事故を起こして以来、自分を中世ドイツの皇帝ヘンリー四世だと思い込んでいる1人の貴族(串田さん)。20年が過ぎ、男がかつて愛した女性マティルダ(秋山菜津子さん)が、恋人のベルクレディ男爵(白井さん)と娘フリーダ、医者とともにやってきて、男を正気に戻そうと試みます。現実と仮想世界、中世と現代という時空が舞台上で交差します。串田さんは、43年ぶりにヘンリー四世を演じます。
 串田さんと白井さんが「現代における演劇の再生」を目指して、2007年から年1回のペースで作品を発信しているプロジェクトの第3弾です。
 開演は13日が午後7時、14日は午後2時と7時、15日は午後2時。入場料は、全席指定で一般4500円、高校生以下3000円です。問い合わせは、まつもと市民芸術館(電話0263・33・3800)へ。
【写真説明】「ピランデッロのヘンリー四世」を演じる串田和美さん(明緒撮影)

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