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ダンス「土の下」松本で2月 チケット発売中

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 ベルギー屈指のバレエ団のダンサーを中心に、俳優やオペラ歌手などジャンルの異なるアーティストで構成する集団「ピーピング・トム」。彼らによるダンスパフォーマンス「Le Sous Sol ル・ス・ソル/土の下」を、松本市深志のまつもと市民芸術館で来年2月15日午後4時から上演します。
 「土の下」が意味するのは「死後の世界」。埋葬された死者が家族を捜して行き交い、再会した彼らはお互いの境遇や死について語り出します。死の苦しみから解放された地下のユートピアは、タブーもなければ不安もなく、ユーモアにあふれています。
 土に埋もれた地下室をイメージした舞台には、おびただしい土があります。踊るには制約を受けることを逆手にとって、独特の動きや斬新なダンステクニックを次々に生み出します。
 入場料は、全席指定で一般4000円、高校生以下2000円です。
 上演にあたり、80歳を超えるヒロイン、マリア・オタルとともに死後の世界の住人として登場する70歳前後のエキストラ4人を、一般から募集します。対象は、舞台やダンスに興味のある松本市や近郊に住んでいる人です。締め切りは1月9日で、書類選考とオーディションで出演者を決定します。
 また、2月13日午後7時からまつもと市民芸術館で、ダンスワークショップを開きます。ピーピング・トムの主要メンバーで、オペラ歌手、パフォーマーとして活躍しているユルディケ・デ・ブールさんを講師に、「声」とパフォーマンスを融合させたワークショップです。チケットを購入後にお申し込みください。先着30人で、参加費500円です。
 いずれも問い合わせは、まつもと市民芸術館(電話0263・33・3800)へ。
【写真説明】「ル・ス・ソル/土の下」の一場面(C)Maarten Vanden Abeele

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