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2008年11月26日〔メディア局〕
長野市の善光寺で来年春、御開帳が行われます。この本は、7年目ごとに行う御開帳だけでなく、善光寺の歴史や境内の案内などを載せた参拝者のための案内書です。
来年の御開帳は、4月5日の「開闢(かいびゃく)大法要」から5月31日の「結願(けちがん)大法要」まで57日間にわたって行われます。このうち、メーンの中日庭儀大法要は4月25日と5月9日です。
この本は、御開帳期間中の行事などにとどまらず、善光寺に関する疑問に答えており、いわば「善光寺学」の入門書です。日本仏教の源流に位置するとされる善光寺が、当時の政治の中心だった関西ではなく、信濃にあるのはなぜか。善光寺の創建者とされる本田善光の謎、善光寺と松代藩主だった真田家との関係、女性の信仰を集める理由など、さまざまな話題が登場します。
御開帳と同時期に、元善光寺(飯田市)や甲斐善光寺(甲府市)など5カ所の善光寺も御開帳を開きます。また、この時期は、サクラやアンズ、リンゴなどの花が咲く、信州の最も美しい季節です。こうした情報も充実しています。
A5判、オールカラー160ページ、定価1000円(税込み)。お求めは書店、信毎販売店へ。