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輪転機5セット体制スタート カラーページ増量に

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 信濃毎日新聞社が進めてきた、塩尻製作センター(塩尻市広丘高出)の輪転機増設・増強工事が10月末で終わり、本格的に稼働しました。輪転機が1セット増えて3セットとなり、長野製作センター(長野市青木島)にある2セットと合わせて、計5セットの輪転機で新聞を発行する体制が整いました。
 塩尻製作センターの輪転機は、印刷機6台と印刷した紙を新聞の形に折り畳む折り機1台を組み合わせて1セットになっています。工事前は、2セットの輪転機がありました。昨年4月から行った工事では、最新鋭の輪転機を1セット増設し、従来の1セットを最新鋭機に更新しました。
 塩尻製作センターの新輪転機の特徴は、従来より多くのページをカラーで印刷できることで、新聞1部当たり40ページまでカラー印刷が可能になりました。長野製作センターは既に、40ページカラー印刷が可能な設備を備えています。今回の工事によって、両センターのカラー印刷能力が同じになりました。
 この能力を生かし、工事期間中でしたが今年7月中旬から、カラーページを大幅に増やした信濃毎日新聞朝刊を全県の読者にお届けしています。8月の北京五輪報道では、鮮やかで臨場感あふれるカラー写真が紙面を飾りました。
 印刷スピードが速いのも、新しい輪転機の特徴です。新輪転機は1時間で最大9万部の印刷能力があり、1秒当たり25部の速さです。
 工事では、輪転機の増設・増強にあわせて見学者ホールや展示スペースも拡充しました。新聞印刷の仕組みを分かりやすく解説。間近から、輪転機の迫力を実感することもできるようになりました。
【写真説明】輪転機の増設・増強工事が終わった塩尻製作センター

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