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戯曲「友達」上演 松本で27・28日

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 安部公房の戯曲「友達」の公演が27、28の両日、松本市深志のまつもと市民芸術館で行われます。
 ごく平凡に1人暮らしをしている男性の部屋に、突然9人の大家族が住みつきました。善意に満ちた笑顔で隣人愛を唱えるこの人たちの真意は…。
 「友達」は、1967(昭和42)年に初演され、その後も繰り返し上演されてきました。今回、演出を担当する劇作家で小説家の岡田利規さんは、劇団「チェルフィッチュ」を主宰。2005年に岸田国士戯曲賞を、今年は大江健三郎賞を受賞しました。
 配役では、1人暮らしの男性を、スイスのベジャール・バレエ団の元プリンシパル・小林十市さんが、9人家族のうちの祖父は、舞踏集団「大駱駝艦(だいらくだかん)」を主宰し舞踏家でもある麿赤兒(まろあかじ)さんが演じます。このほか、若松武史さん(9人家族のうちの父)、木野花さん(母)、今井朋彦さん(長男)といった個性派の俳優陣も出演します。
 開演は、両日とも午後7時。チケットは全席指定で一般3500円、大学生以下2000円。問い合わせは、まつもと市民芸術館(電話0263・33・3800)へ。
【写真説明】小林十市さん(左)。麿赤兒さん

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